悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される1話 が気になる 漫画レビュー ネタバレ・感想
悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される
ぷににゃん:原作、ほしな:漫画、成瀬あけの:キャラクター原案のファンタジーコミックです。
かわいい絵柄に目が付いた人もいるのではないでしょうか。
タイトルのとおり、前世でハマっていた乙女ゲームの悪役令嬢に生まれ変わってしまった主人公のお話です。
ゲーム内の人物に、しかもヒロインじゃなくてライバルに転生というのがおもしろいですね。そして、なかなか性格がかわいいです。
以下、ネタバレになります。
↓
↓
↓
ティアラローズはラピスラズリ王国の王太子の婚約者。ある日、学校で気を失い医務室に運ばれたティアラローズは、自分が前世で大好きだった「ラピスラズリの指輪」という乙女ゲーム内の登場人物に転生していることに気づきます。しかも、転生した役柄は悪役令嬢。
さらに、その日は婚約破棄という断罪イベントであるゲームのエンディング前日。悪役令嬢的にはバッドエンドは避けられない状態であることに落ち込みつつ目を覚ますティアラローズ。
そこには婚約者であるハルトナイツが冷たい眼差しで座っていました。
「気でも引こうと思ったのか?」
ヒロインに攻略されたハルトナイツはそっけない顔で坦々と話します。
「明日の卒業式は所用があるのでエスコートできない」
この世界で卒業式に婚約者がエスコートしないのは非常識なこと。いつも婚約者として注意してきたティアラローズですが、もうその気にもなりません。部屋を去るハルトナイツ。
翌日には一人で入場した会場に、ハルトナイツとヒロインであるアカリが待ち構えていて、断罪イベントが始まるのは確定事項。
アカリとの場面を思い出すティアラローズ。ネチネチいじめたことで断罪されるはず...ですが、
「キツイ口調になってしまったかもしれないけど、それはここでの常識だし...」
常識を注意したことしかない様子。しかも、ティアラローズはラピスの称号をもつ侯爵令嬢。王家の次に権力をもつ最高位の貴族です。
ゲームの世界とはいえ、ちょっと辻褄が合わない?ティアラローズはさらに、幼い頃からのハルトハイツとのやりとりを思い出します。
父の教えを守り、婚約者としてしっかり振る舞ってきた自分。優しい両親に迷惑をかけるのはイヤで卒業式には予定通り出席することを決めます。ゲームの結末では、断罪された悪役令嬢は国外追放。
「国外で恋をして平民として暮らす。それも幸せかもしれない」
前向きに考えるティアラローズがキラキラしていてステキです。
場面は変わり、隣国の王太子のアクアスティード。ティアラローズが倒れたときに抱き上げて医務室まで連れていってくれたのは彼でした。どうやらアクアスティードはティアラローズに心を寄せているよう。
「ハルトナイツ王子がティアラローズ嬢を捨てることがあれば、彼女に求婚するだろう」
それは、もし彼女が望めばのこと。
...キャー‼︎これは一波乱ありますね。1話はここまでです。2話が楽しみです。
個人的には男性陣がキレイなイケメンで嬉しいですね。さすが乙女ゲームの世界。ハルトナイツは一人称も「俺」で表面的にはそうでもないけど、ちょっとやんちゃそうな感じ。アクアスティードは紳士的で優しいイメージです。
ティアラローズの側から見ると、悪役令嬢もそれなりの理由があり、いじわるではなさそうですね。1話は序章な感じで次から話が動き出しそうです。かわいい絵で見ていても楽しいので、ぜひコミックスも手に取ってみてくださいね。それでは次回に。